「今日から一緒に勉強することになる、駒原佳(こまはらけい)くんだ。色々、教えてやってな?」
教卓に手をのせ、先生はニンマリと笑う。
そして、駒原にバトンタッチ。
「駒原佳です。気軽に佳、って呼んで。あー…あと、この髪は染めてるわけじゃないから、そこんとこヨロシク」
女子同士がヒソヒソと話しはじめた。
それもそうだ。
駒原の不審な髪など霞んでしまうほど、澄んだ瞳に中性的な顔が魅力を引き出していた。
「学級委員長の宮下!駒原を頼むぞー」
「頼むもなにも…」
「俺、宮下香と懐かしの友人なんで。」
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