「いいのか?彼氏くん」 「あ、彼氏じゃなくてクラスメイトです。坂下くんには悪いけど…昨日は鈴宮さんの話ちゃんと聞けなかったから…」 「じゃあ場所移動しようか」 「あ、はい…」 鈴宮さんは気を遣ってくれたのか、車ではなく徒歩で近くのカフェへ。 「何でも頼んでいいよ」 「あ、自分で払いますから!」 「いや、俺の話でついてきてもらってるわけだし俺が払うから」 そう言われても…と思ったけれど、お言葉に甘えてミルクティーを頼んだ。 「それで昨日は何を…?」