「じゃあ、ありがとうございました」 「いや、俺も降りる」 そう言うと鈴宮さんはエンジンを止めた。 「え?」 「こんな時間なんだ。それにお前の親に挨拶したいと思ってたし…」 「結婚の挨拶?」 「ばーか」 冗談を言ったら額を軽くペシッとされた。 「ただいまー」 玄関を開けると、お母さんが走って出てきた。 「ちょっと美久!遅くなるとは聞いてたけど、もうこんな時間じゃ……ってどちら様?」 お母さん…頬赤らめてますが…?? まあ気持ちは分かるけど…。