「え?送ってくれるんですか??」 「もう遅いし当たり前だろ。黒色の車だからな」 「は、はい…!」 まさか鈴宮さんに送ってもらえるとは…。 何だか不思議な気分だ。 「えーと黒の…あ、これだ!」 高そうな車が玄関近くに停まっていた。 そういえばこれ…先に入ってればいいのかな…? でも勝手に乗り込んでるのも失礼だよね…。 「うーん……」 ま、いっか!少し寒いけど鈴宮さんを待ってよう…。