「じゃあ入って」 ピッと鈴宮さんが会員証をあてると、ガラスの扉が開いた。 なんか外も豪華なビルだけど、中もすごいな…。 「こっちね。この部屋」 エレベーターで5階に上がって、ある部屋に通された。 「うわ…広い…」 広さに驚いていると鈴宮さんは内線で誰かと話し始めた。 「ごめん。急で悪いんだけど、このフロアの人集めてくれる?…うん、そう…早くね」 「?」 「君なにか得意な歌ある??」