「わかるんだね? ホントにわかるんだね?」




梓は嬉しそうに同じ言葉を繰り返す。




「……うん」




「よかった……今、先生呼んでくる」




そう残し梓の姿は、消えた。

しばらくして白衣を着たおっさんをつれて戻ってきた。