「すぐに電気もつくと思います。」

「そうね…」


「で、さっきの質問に答えて下さい。」

「え…そんな…」

「じゃないとずっとこのままですよ?」

「なんでそうなるのよ!」

「早く」


「……」


「……」


「や、靖…弘…」







「朱里」


その瞬間、彼女の体温が上がったのが俺の身体に伝わり、しばらくは抱き合ったままだった。