「ここで俺と一緒に寝るの。文句ある?」



そう言った陽くんの目は全然笑ってなかった。


…。

「私、寝相悪いよ?下で寝るからお布団貸して?」



途端に陽くんは悲しそうに言った。




「ごめん。やっぱし怖いよな。俺が下で寝るからセイナが上で寝ろ。」



「陽くん…。ごめんね。怖くないよ。一緒に寝よう?」





「本当か?」


「うん。一緒に寝よ。」


そう言って、陽くんに笑いかけた。






「お邪魔します。」


ベッドで寝るなんて何年ぶりだろ。



そんなことを思いながらベッドに座ると、


「フカフカ!気持ちいいね。」



そう言ってベッドに横になっている陽くんを見た。



「あぁ、ちょっと寝てみたら?」


「いいの?」


私の目は輝いていたに違いない。




そして、横になった瞬間に

私は、眠りについた。