「…そうか。何でもいいぞ。」
「遠慮しないよ?」
あぁ。陽くんはそう言って笑った。
「じゃあ…オムライスが食べたい!」
私は大声で目を輝かせて言った。
「オムライスか。よし。俺が作ってやる。」
ニヤリと笑い、陽くんは部屋を出て行った。
10分後…
卵のいい匂いがしてきた。
ガチャッ。
「できたぞ、セイナ。」
大きなお皿を持って陽くんが現れた。
「やった!嬉しいな。…量多くない?」
陽くんが持ってきたオムライスは、3人分くらいのご飯だった。
「大丈夫。食べられなかったら残していいから。」
なんか陽くんがさっきからニヤついてる。
まぁいいか。
「いっただっきまーす!」
私は一口食べた。

