「…陽くん…私なんかのために泣かないで。陽くんが、私を助けてくれたんだよ?」 そう言うと陽くんは顔を上げて私をみた。 黒くて綺麗な瞳に私がうつった。 「陽くんがいなかったら…私…抵抗しなかったかも。」 陽くんに弱い笑顔を向けて続けた。 「いつからだろう。陽くんが学校にいないと、悲しかった。さっきも言ったけど… 私…陽くんが好き。 誰よりも、陽くんが好きなの。ごめんね。迷惑かもしれない。けど…大好き。」 私は自分の気持ちを素直に伝えた。 本当に陽くんが好きだから。