「本当にごめんなさい!」 陽くんの部屋に入ると、麻美さんが私に頭を下げて謝ってきた。 「大丈夫だよ。顔を上げて?」 私は言った。すると、 「本当に?」 麻美さんが申し訳なさそうに頭を上げた。 「うん。でも…私と友達になって?」 私は笑顔で言った。 すると麻美さんは首が取れそうなほど頷いた。 「ありがとう。セイナちゃん。本当の親友になろう!」 いつもの麻美さんに戻った。 その光景を陽くんと河瀬さんが笑顔で見ていた。