「…俺もだよ。大丈夫だ。泣くなセイナ。」 「うん。」 「もうすぐ河瀬が来る。」 「私達を助けに?」 「あぁ、それと愛しい人を救うため。」 「麻美さん?」 「そうだ。さっき車の中で連絡した。」 「やっぱり陽くんはかっこいいね。」 私達は河瀬さんを寄り添いあってずっと待った。 3時間くらいたった時、河瀬さんがやって来た。