私がそう聞くと… コクンと頬を染めてうなずいた。 何で紅いの? 「私のメアドで良かったら。あっ、早瀬セイナって言います。」 軽く頭を下げた。 「…知ってるよ。」 「…えっ?」 「あっごめんね。俺、本郷雄也(ホンゴウ ユウヤ)って言うんだ。よろしく。」 私達は自己紹介をした後に、赤外線でメアドを交換した。 「じゃあ、またメールするよ。」 雄也くんは、そう言って自分のクラスに戻って行った。 かっこいいな。でも…井端さんの方がかっこいいな。