そう言って冷たく笑った。 それを見た麻美さんは私の手首を掴んでソファーの端に縛った。 「おい、井端をここに座らせろ。」 透夜が近くにいた男の人に命令した。 「セイナ。これから身も心も俺がいっぱいにしてやる。」 そう言って、透夜は陽くんの目の前で私をソファーに押し倒し、覆いかぶさってきた。 「嫌!離して!陽くん…。陽くん…。」 私が陽くんを見ると、陽くんは口を塞がれていた。 その目には涙が浮かんでいた。