下に行くと、井端組の人が倒れていた。 その中には萩野さんの姿も…。 「……透夜。…セ…イナを…返せ。」 弱々しく陽くんが言った。 「大丈夫だ、井端。お前も連れて行く。」 透夜は勝ち誇って言った。 「…陽くん…。ごめんね。」 誰でもいい。 陽くんを助けて…。