ヤクザと恋愛




「もぅー!先に行くなら教えてよね!」


「ごめんね。」


20分後、麻美さん達が部屋にやって来た。



「…………。」


「…河瀬さん?大丈夫ですか?」


さっきから河瀬さんが私を見ていた。


「亮くん?」

「…あぁ。セイナちゃん浴衣可愛いな。」



河瀬さんが小さく言った一言に2人が立ち上がった。



「河瀬!俺のセイナだ!」


「亮くん!何でセイナちゃんだけなの!」



「…ハッ!悪い!冗談だよ。」


河瀬さんの目が麻美さんと陽くんを捉えた。


陽くんと麻美さんが2人で河瀬さんを責め続けた。