それは、魔法が存在するこの世界でも、神のみが使える魔法であった。


永久を約束する魔法。


これを太陽の光に使えば、二度と世界に褐色が訪れることはない。

しかし、この魔法はリスクを伴う。強い魔法にリスクが生じるのは当たり前のこと。


もちろん2人もそのことは知っていた。そして2人は続けてこう言った。




自分達の命を代償にその魔法を使ってほしい、と。