色のある世界


なんだったんだ…。


2人は、瞬(またた)く間に人ごみの中に消えていった。


「いらっしゃい…」


僕があっけにとられてマントの去っていった方を見つめていると、店の老婆が声をかけてきた。


「あ、あぁ」


下町には、いろんなヤツがいるんだな…。







初めてのことに驚きつつ、僕は店の品々に目を落とした。