行くか行かないか、こんな二択あってないようなものだ。


結局あの後部屋に戻った僕は、興奮しすぎてなかなか寝付けないでいた。




まるで遠足の前日の子供のようだ。




ただ、この選択が僕にとっての人生最大の選択になろうとは、この時はこれっぽちも考えなかった。







美しく見えたシャンデリア。

この時のそれが白い光を放っていたのか、黒く輝いていたのか、今の僕には、もう思い出せない過去だ。