その日の晩、アタシは夢を見た。

「美穂…」

誰かがアタシを呼んでる。

「美穂…こっち……」

振り向くと宗吾の姿がある。

「美穂…久しぶりだね。」

「宗吾?」

「うん…美穂に話があるんだ。」

「はなし……?」

「俺はもうこの世には
いないんだ………………」

「はっ?ちょっと冗談キツイよ~!」

笑ってみせるけど宗吾の

表情は変わらない。

「ちょっと待ってよ!嘘でしょ?」

「嘘じゃない。それにお前を
この世界に連れてきたのも俺だ。」

「いやいや……。おかしいから」

「俺もこの時代に飛ばされた。
でも俺は死んじゃった」

どうしたの……?

声がでない…………