「んにしても古高の奴…… どのくらい持つかね」 「左之さん…」 まったくこの人は……。 バタバタ-- 「平助!」 大好きな声が聞こえて少し 心臓が跳ねる。 「どっどうした美穂……?」 走ってきたのか息を切らして 前屈みになっている。 「ッハァ…古高…捕まったって… ハァ……ハァほんと…………?」 「うん…そうなんだよ」 そう答えると美穂は やっぱり……と言って 黙りこんでしまった。