幕末女剣士~新選組~



「はぁぁああああ!」

大きく振りかぶってまっすぐ

面に打ち込む。

…筈だった。

「ぐっ!!」

おかしい……今の突きは…

一回しか見えなかったのに

くらったのは三発……

これが沖田総司の三段突き…

そう理解したのと同時に

アタシは床に倒れてそのまま

意識を手放した――――。

最後に平助の声が聞こえた気がした。