なんだあの顔―――― すっげぇ焦った。 真っ赤な顔でしかも上目遣い… 無自覚なのか……? マジで焦った――――!! 「おい平助!美穂はまだか?」 土方さんだ…… 「今着替えてる。」 「そうか…ん?平助…お前顔赤いぞ?」 「きっ気のせいだよ!!!」 しまった…… 動揺しすぎてる。 「ふーん…まぁいい」 何がいいんだよ! 俺は心の中で毒づいた。 スッ――― その時襖が開いて美穂が出てきた。