土方さんは事の経緯を全て

話してくれた。

「そうか…なるほど」

近藤さんは思案顔で頷き

此方を向いた。

「ならばここで暮らせばいいさ」

「えっ?だって新選組って…」

「あぁ…女人禁制だ。しかし、
過去を知るお前をほっておく
訳にゃいかねえからな」

「そうだとも!!危険だ!」

「近藤さん…土方さん…」

「じゃ、広間に幹部を集めねーと」

「って言ってもこの事はバレちゃ
まずい…古株にだけ言っとくか」

「そうだな!そうしてくれ」

土方さんは言うが早いか

近藤さんの部屋から出ていった。

「ならば我々も広間に向かおう」

「あ、はい!」

アンタも近藤さんと広間に向かった。