「君が例の…」

中に入ると人の良さそうな

男の人が机の前に座っていた。

「…北条美穂です」

アタシはゆっくりおじきをした。

「まぁそうかしこまらんでくれ。
私が新選組局長、近藤勇だ!!
どうぞよろしく。」

「はい…」

本で読んだ通りの優しそうな人…

「それでトシ…彼女がどうしたんだ?」

「フッ、さすが近藤さん…
ぜんぶお見通しかよ…」

「あぁ…危険ならまず
絶対連れてこないしな」

「フッ、すげぇなアンタも…
んで、そいつだけどかなりの
めんどくせぇ奴だぞ」

「どうゆうことだ?」

「あぁ…実は-」