千花の 左手の薬指から ユビワが消えた それは クラス全体に広まった 千花は クラスの中でも ダントツに可愛かった 狙っていた男子は 数少なくない 千花は 付き合っていた時間を 取り戻すように たくさんの男子と 遊ぶようになった あたしは 心配になったが 千花は 相変わらず 真山とのことを 応援してくれた 千花に 不安を感じていたけど あたしといるときは いつもの明るい笑顔を 見せてくれた