病院に着くと。


深遊は、沢山の機械に囲まれて眠っていた。


「…頭からぶつかって、意識が戻らないんだって。」


翼くんと家のお母さんとお父さんがロビーに居て。


呆然とした表情で、あたしを見て居た。


「…明日は、二人の誕生日だから。あの子……っ!」



「…あ。」



深遊の鞄から出てきたのは、明日あたしが深遊にプレゼントしようと買った、ネックレスが入って居た…。