愛し人〜aishibito〜

「それがヤキモチ妬いてるって事なんだよ」



『………違うよ』



「じゃ何?」



『知らない。それより覚えてる?キスした責任取るって言ったよね』



「……ああ。そういやそんな事言ったかな」



『言ったかな?何それ口にした事は責任持ちなさいよね』



「はい…確かに言った。言いましたね。けどさ、その話には続きあったろ」



『?』



「離れてる間のお互いの気持ちだよ。変わったら意味ないだろ」



『そうだっけ一年以上前の事だから忘れちゃったよ』



「あのなぁ」



『マシャは気持ち変わったんじゃないの。元々私の事、何とも思ってないくせにさ』



「変わったのは久美子の方だろ」



『え』