翌週の月曜日。






「おい、萩原が来るってよ」



「ホントに研修から戻って来たんだぁ見に行こ見に行こ!!」



「やっぱ萩原先生、カッコイイ」



「白衣姿が清々しくて素敵」



「研修医の時からカッコイイって思ってたけど今は医者ってオーラが…凄い」






医師や看護師に見物されている
雅也は白衣を羽織り
カルテのファイルと医学書片手に一階通路を歩いていた。



何を言われても
顔色一つ変えずにいた
雅也はそのまま
外科医局へ向かって行く。