翌朝、久美子が目覚めると
当然だが雅也が隣に眠っていた。



『うわぁっ!!』



「ん?よぉ…おはよ」



寝起きの雅也がイケメンな上に
やたらセクシーに見えて
久美子は言葉を失った。



『………』



「なんつー顔してんだよ」



我に返ると違和感を感じて
久美子は小さく言う。



『………服ない…』



「そりゃそうだろ…あの後お前すぐ寝たからな」



『………恥ずかしい…』



「今更何照れてんだよ」



『だって…久美ちゃんにとっては一大事なんだから…死ぬかと思ったんだから』



「あれくらいで死ぬかよ」



『久美ちゃんの気持ち全然分かってない』



「久美子の気持ちって何?」



『………分かんない…。ねぇもう子供じゃない?』



「ああ…」



『本当?久美ちゃん大人ないい女になれた?』



「いい女かは分からないが確かめる事なら出来るぜ。確かめてみるか?俺がもっと女にしてやる」



『え………』



「こっちに来い」



そして久美子と雅也は
何度も口付けを交わし
また身体を重ね合わせた。