だが今度のキスは一瞬で
そして、雅也の唇は
久美子の額を口付けて終わった。






「これ以上はいつかな?」



『私絶対いい女になるんだから』



「だったら早く俺の理性をぶっ飛ばすような女になれよ」






日本から離れる前、雅也が久美子に預けていった物があった。



それは雅也愛用のリングだが
サイズが大き過ぎて久美子の指にはめる事が出来なかったので
チェーンでリングを
首からさげる事にした。



そのリングは雅也が居ない間の
お守り代わりになった。