剣が一礼をしてが病室を出て行くと久美子は雅也に聞く。






『もう帰るの?』



「ああ」



『じゃかえろー』



「そのまま帰んの」



『あっ着替えてなかった。今着替えるからちょっと待ってて』



「はいはい」






久美子は仕切のカーテンを閉めて病院着から制服に着替え始めた。



しばらくしてカーテンが開く。






『ネクタイはいいや』



「おい、ボタンが開いてる」



『だって出来ないもん。マシャやって』



「しょうがないな。そこに座って」



『うん』






制服の乱れを直してもらい
久美子はやっと帰れる事となる。