更に場所が変わり
目に映るのは白い天井。



久美子が見たのは白衣姿の雅也が手を握りしめていた。
まだ夢か現実か半々だったのは
目の前にいる雅也が
白衣姿だったからである。






「久美子、気が付いたか」



『ま…マシャ!?』



「気分はどうだ?」



『え…何が?あれぇ?てかここどこ!?』






病院のベッドらしき物に寝ていた久美子は起き上がろうとした。






「よせ。まだ寝てろ」