~メールから始まる恋~



「じゃあ、もう3時過ぎだけど、昼飯吉牛に食いに行こっか。」

『うん。
お腹ペコペコ。』



いらっしゃいませ~。

何名様ですか?

「2名です。」

じゃあ、お好きな席へどうぞ。

「どこ座る?」

『あそこが良い。』

「分かった。
緤娘、奥座って良いよ。」

『うん。』

ご注文は、お決まりでしょうか?

『・・・。』

「まだです。」

じゃあ、決まりましたらまた、お呼びくださいませ。

「分かりました。
緤娘、何食べる?」

『う~んっ・・・。
牛鍋丼も豚丼どっちも美味しそう。
迷う。
てか、玳鬼ゎ、決めたと?』

「俺は、牛丼の単品。
セットまで入らんし。」

『うち、これにする。
美味しそうだし。』

「豚丼ねっ。
分かった。」

「すみませ~ん。」

はい。
ご注文お決まりになりましたか?

「牛丼の単品1つ。
緤娘、豚丼でいいっちゃろ?」

『うん。』

「じゃあ、豚丼も1つずつで。」

はい。
かしこまりました。



牛丼の単品1丁と、豚丼の単品1丁~。

少々お待ちください。



お待たせしました。

牛丼と、豚丼ですね。



『美味しいね。』

「うん。」

『てか玳鬼、食べ終わるの早い。
うちまだ、半分くらい残ってるし・・・。』

「ゆっくり食べていいよ。
待っとくけん。
外で、タバコ吸ってくるね。
食べ終わったら、メールして。」

『分かったぁ。』



『食べ終わったよ』



「会計して、出よっか。」

『うん。』



ありがとうございました。