「帰り、俺が遅くなって…お前そんとき兄貴と一緒にいたって言ってただろ?」 「あ!うん」 「俺、それみたんだけどさ…」 零の顔がみるみるうちに赤くなっていく 「兄貴だと思わなかったから… ちょっと嫉妬した…―」 え? 嫉妬…? 零の顔がさっきより赤くなってる 「…かわいいっ」 思わず本音が出てしまった かわいい、なんて 零怒るかな…? 「かわいくねぇよ!」 やっぱり怒った… 「かわいいもん!」