「それで、お前の事なんだが・・・。」

「俺にまだ何か?」

「いや、実力は何ら問題ない。

だが、此処までくると、余計お前が怪しくなってくるんだよ。」

「どういう事でしょうか?」

「じゃあ、単刀直入に聞く。お前、長州の間「違います。」

あまりにも刹那の答えが早かったため、

近藤は吹きだしそうになったのを必死でこらえ、

土方は少し顔をしかめた。

「じゃあ、何故あそこまで強いんだ?」

「あれは・・・そうですね。自分の身を守るため、とでも言っておきましょうか。」

「そうか・・・。分かった。」

土方は納得していないようだったが、刹那が教えるとは思わなかったようで、聞くのを諦めた。

「あ、あとお前は三番隊になった。」

「分かりました。」

「じゃあ、お前はもう部屋へ戻っていいぞ。部屋の場所は…。」

「もう覚えましたから、何ら問題ありません。」

ではこれで。と言い残し、刹那は部屋を出て行き、

部屋に残っているのは、近藤と土方だけになった。