黒と白


「そ、それは本当かよ、土方さん!!」

「おいおい、そろそろ信じろよ。

副長の言うとおり、俺は女だよ!!」

「嘘だろ・・・?」

「え~、そんなに俺、女らしくないか?」

嘘だろといった藤堂の方を見ると、

藤堂はこんな一言を放った。

「こんなに、かっこいいのに?」

その言葉を聞いた刹那は、

藤堂の方に視線を向けた。

「俺が・・・かっこいい?」

「うん!!」

大きく頷いた藤堂を見て、

刹那は薄く微笑んだ。