黒と白

刹那が斎藤を追う形で、廊下を進んでいると、

ある部屋の前で、斎藤が立ち止まった。

「此処だ。道が分からなくなったら、聞いてくれればいい。」

「分かりました。」

刹那が部屋に入り、荷物を置いていると、

「お前、荷物を置き終わったら俺を呼べ。」

「・・・?分かりました。」

そして、数分後。

「終わりました。」

「あぁ。じゃあ、副長の部屋へ向かうぞ。」

「はい・・・?」

言われたとおり刹那は、副長の部屋へと向かった。

「失礼します。」

部屋へ入るとそこには、何人かの男が座っていた。

「副長、刹那を連れて参りました。」

「あぁ・・・。おい!お前ら、こいつが、先ほど入隊が決定した、刹那だ。」

「土方さん。」

部屋の中にいた人の中で一番背がでかい男が、口を開いた。