黒と白

刹那は盛大なため息をした後、

左之へ言った。

「・・・で?お前は何しに来たんだ?」

そうきくと、左之は思い出したようにポンと手を打った。

「そうそう!!

なんか、土方さんが大広間に集まれだと。」

その言葉を聞き、

刹那の顔はピシッと固くなった。

「斎藤・・・。」

「・・・。」

二人は、目を合わせて

お互いの考えている事を確かめた。

「とにかく!!

早く行かないと俺が怒られるから!!

早く行くぞ!!」

「あぁ。」

三人は、大広間へ向けて走り出した。