黒と白


「えっと…あの、あなた様はなんと言う

お名前なのですか?」

「俺か?俺は刹那、新選組だ。」

「刹那…様。」

「おいおい、様は付けなくても良いんだが。」

「分かりました。」

「では、珠洲の家まで俺が送っていこう。」

「大丈夫ですっ、すぐ近くなので…」

「そのすぐ近くで

浪士に絡まれてたじゃないか。」

「うっ、うぅー。」

刹那に言われた事実に、

珠洲は言葉を詰まらせた。

「ほら、観念しろ。」

「分かりましたよ~。」

そして刹那は、

珠洲を家まで送っていった。