黒と白


とか何とか思いながらも、

刹那は隊の列をそっと抜け出して、

裏路地へと向かった。

「おい、お前ら。其処までにしておけ。」

「なんだよお前!邪魔するなら容赦はしねぇぞ!!」

そう言うと、浪士たちは刀を抜いた。

(隊士達と言いこの浪士達と言い・・・

京の都は血気盛んな者しかいないのか?)

「何ぼーっとしてんだよ!!」

浪士達は刀を抜いていない刹那へと攻撃を仕掛けた。

その瞬間。