黒と白

「単刀直入に聞こう。お前は何者なんや?」

「・・・・・・。風に乗って現れた不思議な浪士・・・とか?」

「ふざけるな!!本当のこと言えや!!」 

「ふざけてはいないんだけどな・・・。」

「どう言うことや?」

「藤堂君にもこの言葉を言ったんだけどね・・・

山崎さん、あんまり他人に関わると、

いつか自分の身を滅ぼす事になるよ?」

刹那はクスクスと笑いながらそう言って、

山崎の横を通り抜けようとした。

「お前は、どうしてそんなことを言うんや?」

山崎は、振り返って刹那の背中へと問いかけた。

「・・・・・・。」