「最悪の朝だな。」

刹那はそう呟くと、

着替えを済ませ、部屋を出た。

「って言っても俺、大広間への行きかたまだ分からねぇんだった。」

「そうだろうな。」

いきなり背後から声が聞こえて、

刹那は反射的に振り向いた。

(まぁ・・・気付いてはいたけどな。)

「俺はお前を案内しろと命令された。」

「あんたは確か…斎藤だっけ?」

「そうだ。大広間へ行くぞ。」

「あ。あぁ、分かった。」

斎藤に案内され、大広間へ入った。

「なぁ、斎藤。此処は、いつもこんな感じなのか?」

「そうだ。」

大広間へ入った刹那が見たのは、

朝飯を取り合う隊士達だった。