~金木犀が香る頃~



とたんにクラスの男子が

「ヤベー!!黒木可愛いくね?!」

など言い始めた。

まぁね、努力してますから♪

「じゃああそこの席に座って」

1番後ろの窓際の席に座った。

隣をふと見ると、昨日あった桐谷だった。

『あっ…隣の席だね!』

「…そーみたいだね。」

笑顔で言ったのに
こいつ…全然こっち見ない!