~金木犀が香る頃~



「あ゛?ちょっと可愛いからって調子乗んなよ?」


ちょっとは余計よ!
不良もどきは手をギュと後ろにして壁に体を押し付けてきた。

そしてもう一人の男が殴ろうとしてきた

殴られるっ!!!


―――バキッ


あれ…痛くない?
そう思い後ろを振り返ってみると懐かしの人物が居た。



『優兄っ!!』


「こいつ、俺の大事な奴だから手ぇ出さないでね。」


優兄が鋭い微小をすると不良もどきが“覚えてろ”と言って逃げていった。


『“覚えてろ”だって』

アハハッっ笑って優兄の顔を見たら凄く怖い顔をしていた。

「このバカっ!!」


――――ビクッ




「俺が居なかったら、今頃殴られてたかもしれねぇーんだぞ?!」

『ごめん…なさい。』

「まぁ、無事だったから良かったけどさ」


優兄はあたしの幼馴染みでお兄ちゃんのような存在。

本名は(神谷 優)
年は一個上。だから優兄♪