「大丈夫、大丈夫。」


なだめるように優しく撫でてくれる。
そんなあたたかさが嬉しかった。


「・・・ありがとう。」


このお礼は
私、それともかすみ?


分かるのは
泣いたのはかすみ
ということだけだった。