BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~


 「安心は、できねぇぜ。」

 「?」


安心しきっていたシュウに、何か追い討ちをかけるように囁くライナス。

嫌味に口の端を歪めていた…


 「見てみろよ。」

 「?……」

腕へと指差すライナス。

何があると言うのだろうか…


ライナスの指差す後を追い、自分の腕へと目を向けた…


 「…!!」


DRAGONの、字が、ある…

何故……

何故DRAGONの字が…



 「もう、戻ったあるよ、DRAGON。」

 「!……どうして…」


 「お前が、生きてるからだよ。」

 「生きてる、から?」



生きているから……

確か、DRAGONは、人々と契約し、共に生きると言った…

生きている限り、DRAGONは自らの中に宿り続ける…



 「DRAGONは、シュウを必要としてるって事あるね。」

 「俺を……」


必要……か……

DRAGONが俺を、必要としている…


ならば、DRAGON、


俺は、お前と共に生き、お前を護るよ…