BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~


暗闇を照らす輝く光……


その光景に目を奪われていると、光の前に立つ3人が口を開いた…



 「改めて…」

カナメが咳払いをし、切り出すと、3人声をそろえて言う…



 「「シュウ、我が研究所、本部へようこそ。」」



研究所……?

本部……?

何だ………?

頭が回らない…



その答えは、訊くまでもなかった…


何故ならば、彼は、自らの瞳でそれを確認したからだ…



ブラインドは全て上がり、光の中の物が全て露わになったのだ…



大きなガラスで仕切られた、隣の部屋。


その部屋を見渡すことのできるこの部屋…


ガラス腰から、隣の様子が確認できる…




人工的だと思われる真っ赤な大陽…


青く澄み渡った空…


立ち並ぶ木々…山々…


充実した自然…



その中で、何かが動いている…


見覚えのある、何かが…