ボーッとしていた時に、女性に呼ばれた事で、びっくりしていたシュウ。
その顔を見て、ライナスとマリン2人は心配するように言った。
「何ボーッとしてんだよ。」
「疲れてるあるか?」
「いや…」
あの笑顔の事を思い出せなくて、少しモヤモヤしたが、思い出せない事は仕方ない。
時間が経てば、思い出せるかもしれないし…
もしかしたら勘違いって事もある。
そう、自己解決しようとしていた時、女性は再び口を開いた。
「そりゃあびっくりするわよ。シュウ、何も見えなかったでしょ?」
「え?あぁ…」
実際に何も見えなかった。
何かがあるようには見えなかった。
「嘘だろ?」
「完成したあるか?」
ライナスは半信半疑という感じで、眉を潜める。
それに対し、マリンは信じているようで、女性へと尋ねる。
「えぇ。まだ調整は必要だけどね。」
「マジかよ。」
何の話をしているのか…
話に着いて行けない…
何かが見えるだの見えないだの…
よくわからない…
不思議そうな顔をしていると、女性が説明してくれた。
説明してくれたのはいいが、何だか専門的用語が入っていた為、難しい…
自分なりに整理して、考えるにこうだ。
この、広い何もないように見えた土地には、中心部に、大きな建物があると言う。
俺には見えなかったその建物。
何故見えなかったのかと言うと、目の前の彼女が研究をし、開発した、特殊な物質で囲まれているからだと言う。
その物質に囲まれた建物は、普通の人間や、動物には見えなくなると言う。
そんな物質を作るなんて、凄い頭脳の持ち主のようだ。この女性は…

