BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~


カッと目を見開くと、炎のDRAGONと同じ瞳を覗かせ、そして…



 「《断罰の炎!》」


そう叫ぶと、真っ赤に燃える剣を振り下ろした…


その剣先は、瞳に映る事ができない程のスピードで漆黒のDRAGONを斬りつける…




漆黒のDRAGONの頬に、真っ赤な十字架が刻まれ、DRAGONは今までにない程に鳴き叫ぶ…


体をくねらせ、燃えるような痛みにもがくDRAGON…




 《グァァァアァァーー!》


DRAGONは最後にもう一度鳴くと、闇の中に姿を隠すかのようにその漆黒の体を消した…







DRAGONが姿を消し、静まり返った中、フレイの後ろに立つフウは腕組みをしながら口を開く…



 「DRAGONの状態は?」


 「最悪。」


 「期間的には長くなると?」


 「あぁ。かなりの時間が必要だ。」



フウの言葉に答えると、嫌そうに口の端をつり上げながら、ぎこちなく笑う…


その横顔を見たフウは、大きく溜息を吐いた…





彼女の重たい溜息を耳にしながら、フレイはシュウへと目を向ける。




シュウは、意識を失ったかのように地に倒れていた…


体を使って息をし、疲れたような紺色の瞳は、ただ一点を見つめている…




そんな彼を見て、真面目な顔になったフレイは、雲一つない空を見上げた…




 「…長い特訓が、始まるな……」



ボソッと呟いたその言葉…



その言葉を聞いた後、シュウは意識を手放した…



最後に、立派に咲き誇った真っ赤な花を目に映しながら…